【当教室のスタンスについて】
最近では心理ケアや感情の発散(セラピー)を主目的とした造形教室も増えていますが、当教室は「純粋にものづくりを楽しみ、作りたいものを形にする技術や工夫」を応援することに特化した美術教室です。道具を大切に扱い、一つの作品にじっくり没頭する時間を何よりも大切にしています。
【アトリエでの時間を有意義にするための、大切なお願い】
当アトリエは、あらかじめ用意されたカリキュラムの型をなぞる場所ではなく、子どもたちが自分の頭で「これってどうなっているんだろう?」「こんなものを作ってみたい!」と考え、素材とじっくり格闘する楽しさを何よりも大切にしています。
「何を作りたいかは決まっていないけれど、アトリエにある色々な材料を見ながら、先生と一緒にアイデアを探してみたい」という、前向きな探究心は大歓迎です。その「作りたい気持ち」の種を見つける時間には、どこまでも丁寧に寄り添います。
その一方で、「自分では何も考えず、ただ面白いものを与えられるのを待つ」という受動的な態度や、講師の関心を引くことだけを目的に依存してしまうような関わり方に対しては、当アトリエの「自立を育む」という方針の観点から、お応えすることができません。
3〜4名の限られた少人数制だからこそ、そこにいる全員が自分の世界に無心で没頭し、お互いの集中力を尊重し合える静かな環境を大切に守っています。
誰かに楽しませてもらうのを待つのではなく、「自分の手で、何かを形にしてみたい!」という小さくても主体的なエネルギーを持っているお子様にとって、ここは最高に贅沢で居心地の良い仕事場(アトリエ)となります。当アトリエの環境維持のため、皆さまのご理解とご協力をお願い申し上げます。
1. 少人数制で、一人ひとりの「やりたい」に寄り添う
3〜4名ほどの少人数クラスです。当たり前の正解ではなく、一人ひとりが「自由に制作すること」を目指しています。作りたいもの、やってみたいことを一緒に考え、工夫できるようアドバイスいたします。
一人で黙々と作る時間も大切ですが、時には講師に「ここを手伝って」と声をかけ、対話しながら自分の思いを形にしていく経験も大切にしています。もし途中で難しい壁にぶつかっても、あきらめずに形にできるよう、講師がこれまでの経験を活かして最後までそっと手を差し伸べます。自分のやりたいことを周りに伝え、人と協力しながらアイデアを実現していくプロセスは、子どもたちにとって社会と関わる温かな成功体験となり、健やかな自己肯定感を育むきっかけになると信じています。
2. 制約の中でも、ワクワクする提案を
素材や大きさに制約はありますが、あるからこそ生まれるアイデアもあります。その限られた条件の中でも最大限に楽しめるよう、講師が一緒に同じ方向を見つめ、最適な素材や技法をご提案します。
3. 憧れを形にする「きっかけ」の場所に
最近ではPinterestやYouTubeで、魅力的な工作や絵の描き方がたくさん公開されています。「これを作ってみたい!」「この描き方をやってみたい!」という好奇心を大切にしてください。すべてを再現できるわけではありませんが、どうすれば形にできるか、一緒に試行錯誤する時間を共有したいと思います。
● こども美術・造形アトリエ
工作を中心に「自分で考え、工夫して作る」子供たちで賑わうアトリエムーン。ここは、お互いに刺激し合いながら、のびのびと個性を発揮できる自由な制作の場です。
活動の幅は、とても多彩!粘土の造形やダンボール工作はもちろん、アクリル絵の具でキャンバスに自分の世界を描き出したり、木材を組み合わせて自分にピッタリの本棚や箱を作ったり。時には高蝋石(こうろうせき)を磨き上げて勾玉やドラゴンの爪を形作り、ガラスのコップに愉快な絵柄を刻むワクワク工芸体験にも挑戦します。さらに、羊毛フェルトのオリジナルキャラクター作りや、レジンとビーズを組み合わせてキラキラ輝くミニスタンド作りも人気です。
「次はどんなカタチにしよう?」望めば無尽蔵に想像力を引き出せるかも!
アトリエムーンならではのオリジナルカリキュラムも豊富に用意しています。
● 大人のペン画・水彩画・立体造形アトリエ
日々の忙しさから離れ、無心に表現と向き合う大人のための時間です。
繊細なペン画や水彩画に加え、新たに「造形」の受付も開始いたしました。蝋石を削り出す根付け、緻密なペーパークラフト、粘土細工など、指先から生まれる創造の喜びを体験してください。
【当クラスの特別なアプローチ:独自の眼と脳を育てる絵画指導】
当アトリエでは、ただ目の前のものをそれらしく写し取るのとは異なる、絵心がなくても世界観がひっくり返るほどの新鮮な創作体験をご用意しています。
三原色で描くグァッシュ(不透明水彩)画:
たくさんの絵の具は使いません。赤・黄・青の「三原色と白」の4本だけで、目の前にある対象の色彩を自分の眼で抽出し、無限の色を作り出していきます。
点から隣へ広げるペン画:
全体の形をはじめに捉える(デッサンする)のではなく、一つの「点」から始まり、隣へ、隣へと対象をじっくり観察しながら、細胞が広がるように世界を広げていく描き方です。
あらかじめ用意された「上手な描き方の型」をなぞるのではなく、「これってなんだ?」と目の前の対象を自分の眼と頭で極限まで突き詰めていく、大人のための最高に知的で没頭できる時間です。形にとらわれない、本物の創造の喜びをぜひ体感してください。
※当教室の指導方針について当クラスで取り入れている「三原色での着色」や「点から隣へ広げる描法」は、美術教育家・松本キミコ氏が提唱した画期的な絵画手法への深い敬意(リスペクト)に基づき、そのエッセンスを講師自身の経験と融合させて指導しているものです。なお、当アトリエは「キミコ・プラン・ドゥ」の認定・加盟教室ではございません。公式のカリキュラムや資格取得を目的とした場所ではなく、あくまでも一人の指導者としての瀧澤の目を通じて、その手法の本質的な面白さを大人の皆さまと自由に共有し、個々のアイデアを形にするための私塾(オーダーメイドアトリエ)でございます。あらかじめご了承の上、純粋な創作の時間を楽しんでいただければ幸いです。
彫刻家・鈴木実氏のアシスタントとして立体制作の現場を支え、その後は貴金属精錬キャスト事業部の工場長として、多くのジュエリーメーカーやアクセサリー作家の「ものづくり」を裏方として支えてきました。また、地元の「すみだ学習ガーデン」でも講師を務めるなど、地域での指導経験も重ねてきました。私自身は、表舞台に立つ作家ではありません。ですが、誰かの「こんなものを作りたい!」という熱い想いを、確かな技術とアイデアで形にするサポートをずっと続けてきました。子どもたちの自由なひらめきや、大人のこだわりに対し、「どうすれば形にできるか」という引き出しの多さには自信があります。難しい理論ではなく、実際に手を動かしてきた経験を活かして、あなたの「やってみたい」に全力で寄り添います。
